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サリーとアン

2015/07/05

《サリーとアンの誤信念課題》

まず、このストーリーをイメージしながら読んでください。


アンとサリーが一緒に遊んでいました。

サリーは おはじきをバスケットに入れ、ふたをして部屋から出て行きました。

アンはサリーがいない間におはじきを四角い箱に移し ふたをします。

そこにサリーが戻ってきました。



さて、ここで質問です!


サリーは またおはじきで遊ぼうと思います。

サリーは おはじきを取り出すためにバスケットと四角い箱のどちらを開けようとするでしょうか?


はい! そうです。

答えは もちろん ”バスケット” ですね(^^)v

大人は簡単な質問のように思われるかもしれませんが

5才以下のお子さんには難しいようです。

Why(・・)?

5才以下のお子さんの頭の中は・・・⇩

サリーは おはじきをバスケットに入れました。

でも、アンは おはじきを四角い箱に移しました。

現在おはじきは四角い箱に入っている事を 5才以下のお子さんは知っています。

サリーがそれを知っているとか いないとかに関係なく

5才以下のお子さんは おはじきの在りかを知っているのです。

なので、答えは ”四角い箱” になるわけですね。

つまり、他者の主観的立場に自分を置いて推論することが困難なのです。

私たちは しばしば他人と関わっていく上で この質問の答えを間違ってしまう事があります。

私はしょっちゅうです(*_*;

これは『心の理論』という概念

『他者の中にも自分と同じように主観的な世界があり、現実についての判断を行っている』


『他者は他者の主観を持つ』


という事が理解できる能力のことをいいます。

サリーの主観世界と現実世界にはくい違いが生じていて

サリーは現実に於いて「誤った信念」を持っていました。

この課題は「他者が現実とは異なる信念を持っている事がありうる」

という事の理解が『心の理論』の考えに基づいているのです。

『心の理論』をどう捉え あなたの人間関係に どう活かすかは あなた次第です。

サリーとアンのシナリオのように

今の現実を 分かりやすくストーリーにして質問をしたら

もしかして答えは簡単に出てくるかもしれないですね。


ちなみに・・・

自閉症児は この質問は とても苦手のようです。

何故なら自閉症というのは社会行動の障害なので

他者の心を推論する必要のある

「誤った信念課題」に取り組むことが困難だからです。

そこで このストーリーを少し変えてみましょう⇩


アンとサリーが一緒に遊んでいました。

サリーは おはじきをバスケットに入れ、カメラで撮影し

ふたをして部屋から出て行きました。

アンはサリーがいない間におはじきを四角い箱に移し ふたをします。

そこにサリーが戻ってきました。


ここで質問です!

サリーの撮影した写真では

おはじきはバスケットと四角い箱のどちらに入っているでしょうか?

答えは ”バスケット” となります。

これは『サリーの主観』が『写真』に変っただけですが

多くの自閉症児は このシナリオなら正解することができます。

Why(・・)?

「サリーの主観」&「写真」には どんな違いがあるの・・・⇩

それは 非常に理解が難しいようです。

個々の症例が多彩過ぎて 分からないという事です。

分かっているのは

「他者の主観」とは「他者の頭の中の写真」

と イメージすることで

この課題を正解することに結びつくようですね。


自分の心も他人の心も 単純なようで 複雑のようで

だから 自分を見直したり 他人と関わったり していくのかな?(@^^)/~~~





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